8回目の今回は、マルタン式フランス語教室のワインスペシャリスト、多趣味でダンディな向山氏にインタビューに答えて頂きました。
フランス語を習い始めた理由は何ですか?
私がフランス語を習い始めたのは2008年の4月です。ちょうどその頃同様に勉強を始めたワインが大きな理由でしょう! 言うまでもなくフランスは世界でも有数のワイン国です。ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュと、ワインを知れば知るほどフランス語が目につき、興味を抱いてくるようになりました。というのは、ワインのエチケットの読み方やワインの表現方法に、フランス語を勉強する事でより身近に感じて来たからです。
2008年に日本ソムリエ協会のワインエキスパートの資格を取得してから、ワインをより深く学ぶために幾たびかフランスに行く機会が増えました。現地ではネイティヴなフランス語に触れることが多くなりました。ですが会話が早く、発音が聞き取れなくて悩みました。でもワインが好きだからフランス語の勉強を頑張ることが苦労だと感じませんでした。それは2014年に念願のシニアワインエキスパートの資格を取得したことで増々フランス語への意欲が湧いてきたからです。
私にとってワインとフランス語は、お互い良いバランスを保ちながら、これからも研鑽を続けて行く大切なものになりました。
マルタン式フランス語講座を受講した感想をお願いします。
フランス語を勉強してまず一番に感じたことは発音の難しさでした。この発音を正しく聞き取れないと、当然のことながら日本語に訳すことが出来ません。マルタン先生が良く言われていることに「発音が重要」という事に他なりません。でもこの基本的なことに着目して、丁寧に発音テキストから繰り返しレクチャーしてくれますので、とても理解しやすいと思いました。
発音に関してもうひとつ理解しやすいポイントは、発音の際の口元の表現方法を説明していただけること。それから必ず録音テープで保存することで、一人で勉強する時にもう一度聞き返しながら良い勉強になり、とても復習になります。
そして重要なものは文法についてですが、特別テキストを使うことはなく先生の例文により、その中に含まれる単語を流用しながら例文を解読していきます。規模の大きな語学学校では出来ない細かい指導をレッスンの中でしていただけるのでありがたいです。私の場合時間が掛かりましたが少しずつ動詞の活用などの重要なポイントの学習方法にも慣れてきたような気がします。この調子で仏検2級に今年はチャレンジしたいと思っております。
フランス語を同じように学んでいる受講生の皆さんへ、アドバイスや良い勉強法を聞かせて下さい。
私の場合は広範囲にフランス語に触れる機会や時間を作るということに力を注いでおります。なぜならば、やはりフランス語は発音が難しいということがあります。出来るだけTVのフランス語講座、番組は見るようにしています。 それからフランス映画は特にネイティヴな発音が聞くことが出来ます。最近では社会人を対象に学習のプログラムがある、放送大学にてフランス語入門1と2の単位習得をすることが出来ました。
特に書籍に関して言えば、単語や文法を理解していれば文章の意味を理解出来るのは当たり前ですが、このレベルに達するには容易ではありません。まずは耳でフランス語を聞くことに重要なポイントを置くことが大切だと感じます。
そして機会や時間がありましたら、現地フランスへ行ってネイティヴなフランス語に触れることがベストではないかと思います。最終的には自分自身で単語や熟語などの暗記がキーワードになります。それから文法の理解をフレーズと共に熟読しながら覚えて行くことが必要です。
マルタン先生や教室に、ご意見・ご要望などありましたらお願いします。
最近ではTVのフランス語講座番組では、会話表現でとてもカジュアルな表現が増えてきました。マルタン先生から教えていただいている基本的な文法の表現方法は、とても安心して学習することが出来て満足しております。
今後に向けても、Le contexte(状況、背景)を生かした表現方法を、状況に応じて明確に教えていただければ幸いです。
丁寧にお答えいただき、ありがとうございました。